完全に私の主観だが、福音派は、より内側に働く聖霊を追い求め、聖霊派は、より外側に働く聖霊を追い求めている印象である。
福音派はイエスキリストの心を求めている。
すなわち、ガラテヤ書に記されている御霊の実である、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制(ガラ5:24)を求め、これを自らの心に実現することを重視しているように思える。
言い換えるなら、イエスキリストの品性を人の心に実現しようと熱心な人たちである。
一方、聖霊派はイエスキリストの業を追い求めている。
すなわち、第一コリントに記されている御霊の賜物である、いやしの賜物、奇跡を行う力、預言、霊を見分ける力(Ⅰコリ12:9、10)などを重視しているように思える。
言い換えるなら、イエスキリストの御業を人の体や自然界に実現しようと熱心な人たちである。
福音派は、心に働く御霊の実を重視し、聖霊派は、体に働く御霊の賜物を重視する。
どちらも同じ聖霊の働きであるのは、間違いない。
また、福音派は学びを重視し、聖霊派は実践を重視する印象も受ける。
これまた、どちらも重要であるのは言うまでもない。