聖書ブログ

聖書のことを中心に書かせていただきます。引用は新改訳聖書第二版です。よろしくお願いいたします。

ウォーレンバフェット

アメリカの資産家でウォーレンバフェットという人がいる。
御年91才の超がつくお金持ちである。
総資産はおよそ10兆円で世界長者番付では6位に位置している。
驚くべき金額であるが、もっと驚くべきはこの方のお金に対する態度である。
この方はほとんど贅沢をせず、自分の稼ぎの多くをチャリティ活動に捧げている。
今でも、50年程前に300万円程度で購入した家に住み続け(客人用の豪邸を所有しているが、そこには住んでいない)、朝食は300円前後のマクドナルドのセットを食するのがルーティーンになっているとのこと。
携帯電話も同じものを使い続け、最近ようやくガラケーからアイフォンに変え、車に関しても同じものを乗り続けていたが、みっともないからと娘に言われてようやくアップグレードしたという話もある。
遺産についても多くを寄付することを宣言している。
お金は副産物でしかなく、私にとって大切なのは人との繋がりだと言っている。

マスコミの情報を鵜呑みにしていいかはわからないが、もしこの話が本当なら、凄いというよりほかない。
私は以前、「らくだが針の穴を通る」という記事の中で、ジョンウェスレーの言葉を借り、「お金は大いに稼ぎ、大いに蓄え、大いに神と人とに捧げるべきである。」と言い、これは聖書の使信と一致していると述べたことがある。
バフェットは、この使信を今日において見事に体現している人物ということになる。
残念ながら、信仰的にはキリスト教プロテスタントの家庭に生まれながら不可知論者であり未信者のようであるが、このお金に対する態度は見事というよりほかない。
こういう人が、お金に対する汚れを削ぎ落した割礼の者と言うのだろう。
また、神はこのような人には安心して大金を任せるのではないか。
私自身も、お金に対しては、このようでありたい。